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--年--日 スポンサー広告 こめんと- とらっくばっく-

『浮雲』20110101



 幸田ゆき子は暫くたつても戻つて来なかつた。富岡は扇風機の風に吹かれて、椅子の背に頭を凭れさしたまゝ眠つてゐる。
 加野は扇風機をとめた。そして、静かに食堂を出て行つて、ゆき子を探しに戸外へ出てみた。ヒガンザクラのこんもりした暗い並木のあたりで、夜烏が啼いた。濡れて、ぴたりと動きがとまつたやうな空だつた。淡い灯かげが、樹間にちらついてゐる。山林事務所のすぐ下の方に、華僑の別荘風な、でこでこした建物があつた。暫く人も住まないと見えて、庭は荒れてゐたが、南洋バラとでもいふのか、雪のやうに小さい花をつけた、生垣の中に、かすかに歌声が聞えた。日本の歌だ。あつ、このなかにゆき子がゐるのだなと、加野は芝生の方から這入つて行つた。虫がしきりに啼きたてゝゐる。背中の反つた、ゆつたりした木のベンチに、ゆき子が腰をかけて、歌つてゐる。
 ゆき子は加野だと判つてゐた。歌をやめて、暗い庭を透かすやうにして、立ちあがつた。
「どうしたの? 怒つたの?」
「何でもないのよ‥‥」
「帰らない? 夜露にあたつちや毒だ。こんなところで、蚊にでもさゝれて、病気しちやァ毒だよ‥‥」
「あとで、一人で帰ります‥‥」
「あいつはね、いゝ人間なンだけど、毒舌家なンだ。一つは神経衰弱もあるかも知れないね‥‥」
 加野は、ゆき子の肩へ手をかけたが、薄い絹地をとほして、案外柔い女の肉づきに、全身が熱くなつた。酒の酔ひがまはつたせいか、自制するにはあまりに辛く、加野はゆき子の柔い肩の肉を、二三度熱い手でつかんだ。ゆき子は、くるりと加野の手をすり抜けたが、ゆき子自身も、自制出来ないやうな胸苦しさになつてゐる。本能的に、毒舌家の富岡を、ひどいめにあはせてしまひたいやうな、反抗の気が湧いた。こんな、白い肉の男なぞ、少しも興味はないのだ。ゆき子は黙つて立つてゐた。加野は、もう一度、不器用に、ゆき子のそばへ寄つて来た。遠くで、ホテル行きの、自動車のエンジンがかすかに唸つて、往来してゐる。
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2011年01日 林芙美子『浮雲』 こめんと0 とらっくばっく-

東京の牛丼情報(ライター・北澤強機氏)

ふだん牛丼をお店で食べるということをしないのだが、いかにも美味そうなお店の紹介記事があったので概要をメモしておく。

===
『週刊現代』2010/3/6号
「庶民の味方安くて早くて美味しい『牛丼』」北澤強機

●横綱:焼肉上野太昌園 上野本店(上野広小路・御徒町)
●大関:靖国神社境内・外苑休憩所(九段下)
●大関:浅草今半 オレンジ通り店(浅草)
 高級店の牛丼。
●関脇:サンボ(秋葉原)
●小結:牛丼専門店げんき家 九段店(九段下)
 ファーストフード型。
●前頭:たつや 新宿店(新宿・新宿三丁目)
●前頭:東京牛丼 牛の力(上野)
 国産牛肉を使用。
●前頭:叙叙苑 四谷店(四谷三丁目)
●前頭:三品食堂(早稲田)
 胃袋自慢の人は特盛の「赤牛」720円、と。
●番外:牛八(大井町)
 カウンターのみの立ち食い店。
===

個人的には最後の牛八から試してみたいな…。それか東京牛丼。
遠征ランチしてみようっと。
2011年02日 ぐるメモ(3)関東 こめんと0 とらっくばっく-

DIY再始動・・・するかな?

昨年の後半はほとんどDIYをしなかった。
やりかけばっかりの残骸(これまでもだが)が部屋の片隅を占領。
それでも年を越せるんだから、人間堕落して落ちきるのは簡単だね。

前から行きたかった塗料屋さんが世田谷⇒東神田に移ったらしい。これは好都合。

http://www.colorworks.co.jp/top.html

向学のために、近々行きたいと思う。
緑系が多いわが家だが、さくら色の壁とか、アントラーズレッドの壁とか(笑)、将来的にはいろいろ暴れたいなぁ!
古民家修復(カソリ邸@魚沼)も、またお邪魔して再開したい今年なのだ。
ジグソーの刃も買いなおしておこう。

以上、つぶやきでした。
2011年02日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

DIYをするぞとブログ記事を書いたので

やがて生まれてくる子供(第二子)のためにトンカントンカンとベビーベッドを作っていたら、上さんの陣痛が来て、まぁまだだろうが診察してもらおう、と病院に行ったら2時間ほどでもう出産。

子供がちゃんと準備されるのを待っていたかのような展開。

でも、まだ完成してないんだけど…。85%といったところかいな。
第1子のときは脚の部分から全部作ったのだが、今回はそのときの材木をそのまま再利用する形で、旧たんすの引き出しの上にベッド部分を増設する格好。
楽なはずなんだけど、これはこれで苦戦している。

急に生活が忙しくなった。ブログもそこそこに、もう寝ないと…。

ま、ガムバリマッス。
2011年04日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

つぶやき更新。

予想通り、いやそれ以上にせわしない日々に突入。
妻退院で家族が4人体制がスタート。家がますます狭いことに。

ベビーベッドは本日100%完成。
材木を1枚追加したので合計千円でリノベってことか。安あがり。

本日、出生届け申請。子供手当て増額の申請。ううっ、国を破綻に追い込むようだが、これをやらないとウチがさきに破綻するかな(いちおう、まるっと貯金してるが…将来不安で使えん orz)。

そのついでに電気店で先日のキヤノンのカメラを見る。
本体はいいんだけど(しかしミラーが小さいね…ニコンもいまは中級機までは同様のサイズだった)、セットのレンズが軽すぎる。作りもオールプラスチック。接点のところはアルミがいいぞ。何度も取り外すからなぁ。真面目に望遠を振り回すときにはやっぱりいろいろがさつに扱うことも出てくるだろうし。
ということで、キヤノン、ニコンとも廉価版の購入は再検討か。本体だけ買って、レンズをシグマとかで単体購入するかな。

それと、本日アメリカからABBAの楽譜が届いた! 中古で1300円も出せばこんなきれいな状態のものが届く。世の中便利になったもんだ~。

夜泣きミルクに備えてそろそろ寝ないと…(昨日のダメージも相当、残っているのダ)
2011年08日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

顔から火が出る経験:前段

え~~~~。1時間ほど前、つまり今年最初の3連休のおしまいに、少なくともここ数年は思い出せないくらい、ひょっとすると10数年とかぶりなんじゃないの、というくらいの「顔から火が出る」「穴があったら入りたい」経験をしてしまいました・・・。

あまりにショックなので、今夜は書けません(涙)。

で、代わりにアルツー疑いの母の事例アゲイン。

===(先日の実話だそうです)

寒いので靴下を履こうとした母。
片足を履いたところ、もう一つが見当たらない。

「あれ? おかしいよ、いま出したばかりなのに。どこに行ったんだろう?」
周囲を一生懸命探してみるが、出てこない。

はて。





「…あれ。片方に2枚履いてるじゃん…orz」

===

母はさすがに笑えないレベルになってまいりました。
普段はちゃんとしているんですが…。ちなみに御歳66だか67。

で、このアルツー気質を受け継いでしまったのか、何の因果なのか、私の事例は今日起きてしまったのら…。

(つづく)
2011年10日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

顔から火が出る経験:本編(1)

じゃあ、本編いくか・・・orz

一昨日の昼間、新生児の掛け布団を買いにホームセンターに行ったのだが、子供用がなかった。
そこで、上の子の布団(小型)を新生児用にして、新しく普通のシングルサイズの掛け布団を買うことに方針変更したのだった。

で、掛け布団自体はシングル、マイクロファイバー製とかいうのを格安3000円でゲット。
そうすると、それに合うカバーも必要になってくる。

隣の棚にあった「シングル」を、模様だけでセレクトしてレジへ。
こちらは1300円程度だった。布団に比べて高いし、中国製なのでネトウヨの私としては「あぁ…」ではあったのだが、文句を言っても始まらないではないか。

ということで購入。
家に帰る。

しばらくご飯を食べたりくつろいで、夕方になって「夜になってから布団を作るのは大変だ、いまやっておくか」と考えて(←珍しい手際のよさ)、買ってきた掛け布団を布団カバーに入れてみる。

と…。

アレッ! 横幅が足りない!!!!
肩幅をちょっとはみ出すくらいの幅しかない。これじゃ、夏はいいけど冬は風邪引くだろ…。
しかも、カバーに布団を詰め込む際に気付いたのだが、四隅にどれも"引っ掛け紐"が付いてない!!
これじゃぁ、だんだん中身がずれて来るんだよねぇ。中国製だからしょうがないか…。
と、思ったのだった。

上さんに試してもらうと、「なにこれ! 幅がないよ!! これじゃ、寿司になったみたい(笑)」
と、非常に適切な論評。
そうなんです、自分がシャリで布団がネタになった感じ。つまり、サイドまで布団が来ないのだ。
「いま、狭いビジネスホテルなんかじゃ、これがシングルっていうのかなぁ。でもこれじゃ、抱き枕状態だよな」なんて言い合いながら、驚いて両方のタグを見る。

すると、両方ともそのホームセンターの企画製品(自社ブランド商品)と分かった。
パッケージデザインやロゴマークなんかも一緒。両方とも「シングル」。
なのに、掛け布団が幅150cmなのに対し、カバーが105cmしかないのだ!!

驚いてカバーを外してみると、確かに掛け布団は横幅がちゃんとある。
快適に寝るのには充分な幅がある。家の敷布団とのバランスも問題ない。

「じゃあ、なんなんだ! このカバーはよっ! 同じブランド名つけてややこしいことこの上ない! サイズも一緒なのに!!」ワタクシ、激怒。

(つづきます)
2011年12日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

顔から火が出る経験:本編(2)

(子育てに追われて2日も引張ってしまった。ここまで引張るネタじゃないし、もう結末が推理されているかもしれないが…。自分で結末をつけねばならぬ。)

◇◇◇

 で、返品できるのかどうかホームセンターに電話。担当はサイズが合わなかったなら返品できること、そして今日は21時までやっていると言う。

ワタクシ「3連休の最後に返品に行くのかよ。冗談じゃない! だいたい、この製品、布団が幅150cmなのにカバーが105cmってありえないだろ。どんな業界でも製品ができたら検品するだろうに。中国でいいかげんに作って、150cmという注文を105cmと勘違いしたんじゃないのか!? こんなのを売っている時点で担当者はクビだぜ?」

上さん「一気に××(ホームセンター)の信頼度が落ちたよね。もう買いにいけない…といいつつ、便利だから行くけど、これまでみたいに頼れないよね」云々。

 すぐに返しに行ってもよかったのだが、腹が減っていたので先に夕食にして、血糖値を上げた状態で"返品交渉&クレーム大会"に臨むことにした。実際、飯を食うと鼻息が荒くなった気がする。寒いなか、再び愛車の駐車場まで歩いて向かい、一人淋しく車を走らせる…。

 20時頃、ようやくホームセンター着。すでに客はまばら、というかほとんどいない。店員の数も日中とは比べ物にならないほど少なめ。

 早速、サービスカウンターに向かう。

「さっき電話した〇〇(管理人)ですが」
「あ、布団カバーの件ですね、商品はどちらになりますでしょうか…」
「これですよ、これ。(掛け布団の商品タグと、布団カバーを横に並べながら)ほら、同じ自社ブランド名で、どちらもシングルじゃないですか! こんなの隣に並んでいたら、幅が何センチかなんて見ないで買いますよ、そうでしょう?」
「そうですねぇ」
「だいたい、サイズが違うとかいうより、このカバー自体、単品でありえないですよ!! 掛け布団を入れたのをみて上さんが言うに、"これじゃ寿司になった気分"ですよ。笑っちゃうけど、布団じゃなくて寿司ネタを身体の上に載せたみたいになるんだから!」

 夕食を食べた直後ということもあり、血糖値の上昇に任せて割りと通る声で一発かますワタクシ。サービスカウンター周りの店員も振り向いた感じ。よしよし、これでちゃんと非を認めさせて堂々と返品、そしてせっかく来たんだから材木でも見てまわって帰るかな…。

 と、

「…え~、あの、お客様、ですから、
こちらの布団は"掛"ですよね。カバーのほうはこのように"敷"と書いてありますから。下に敷く布団のほうのサイズですよ」

「エッ…。エエッ…!!!」

「いや、お電話をお受けしたときから、サイズが小さすぎるから敷布団用を買われたのではないかと思っていたのですが、そうでしたね。」

「…ス、スミマセン…」

 周りの店員たちの醸し出す冷たい空気。ウワ~~~~逃げてえ! 返品を諦めて走り去りたいという本能がクビをもたげる。いや~、こりゃぁオジさん、一本取られちゃったな~(汗)。

 で、結局敷布団カバーを返品し、掛け布団カバー(ちゃんと幅150cm)を無事にゲットして帰ってきたのだった。。。

 君はフフンと鼻で笑うかもしれない。つまらない間違い、注意が足りないね、とせせら笑うに違いない。






 …仰るとおりでございます。orz
2011年15日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

フェジョアーダ4回目。

フェジョアーダ4回目。カリオカ豆を最後まで使い切る。
これで累計2kgの豆を食べたことになる。

今回は豚ロースを夕方の割引で買ってきて、さっそく塩漬け。
粉コショウも振りかけて冷蔵庫で一昼夜。
豆もじっくり水で戻した。

味付けはシンプルに、肉についた塩コショウをなるべく生かして(ざっと洗ってからフライパンで少々焦げるまで炒めてから鍋に投下)、しかし隠し味にローズマリー少々、ナンプラー少々、バターひとかけを投入してみた。

上さんがパン焼き機で投入に失敗した黒ゴマも、大匙2くらい入った。これはシャレだ。
あとはこれまでどおり。たまねぎ大を1コみじんぎりにして炒めて投入。
コショウは粉とあらびきを多めに投入してやった。

結果は、かなりやさしい味付けで豆の風味が楽しめるという、これまでで出色の出来。派手さはないが、最高点といって過言ではない。
シンプルに作るのが一番いいみたい。かえって難しいんだろうけれど。

そんなフェジョンな夜でした。
2011年16日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-

「〇〇するまでは死ねない」

市井で凶悪犯罪やヘンな犯罪が増えている今日この頃。

今日の事例は、大学生が単位が足りず(これは自己責任だろ)就職できず(これは現状がひどすぎる)で絶望して自殺をはかり、ためらい傷のまま自己通報して「強盗にあった」と狂言したとか。
そんな捨て鉢になってしまう気持ちも非常に理解できる。
経済の停滞だけでなく、社会に夢がないんだ。ドラマが描けない(描きにくい)。

日本人はギリギリまで噴火しないで、いざ臨界点を越えると一億総玉砕とか(煽る奴ほど安全なところにいるのだろうが)、特攻とか、竹槍とか、合理性とはかけ離れた方向に行ってしまう。

個人的にも「もうどうにでもな~れ」な事情が少なからずある。
いや、やばいくらいある。
しかしネガティブモードはイクナイ。

希望を少しでも未来に繋げるには、やっぱり「自分なりの欲望」を明確化して実行に向けて努力しちゃうしかないね。
(このごろ「欲望」というと、仮面ライダーオーズの鴻上会長ばっかり想起してしまうんだが。あのドラマは人生についていい線突いてる。実は子供向けにはもったいないほど、深い気がする。「スバラシイ!」)

で、個人的にはなぜか「マチュピチュ(遺跡)に行くまでは死ねない」なんですよね。
あ、あとイースター島も行きたいんです。
昔から超古代文明への憧れというか、妄想がありまして。

その流れでいけば「UFOを作るか、乗るまでは死ねない」もあるな。
これだと大分長いこと希望を未来に繋ぐことができるんじゃないか?

あとは「あと2~3回、モテ期がないと死ねない」(偽のじゃなくて、ホントのね)。
「フリースタイルとサッカーがメチャクチャ上手くならないと死ねない」。
「世界の面白い酒を色々飲んで、ブログでも立ち上げて網羅するまで死ねない」。
「幸せな小金持ちになるまでは死ねない」。
「親孝行らしい親孝行を2~3回はしないと死ねない」。
…おお、結構書けるな。まだ現世への執着があるからワタクシは大丈夫かも。

いずれにせよ、世の中が「ええじゃないか」前夜のような今日この頃、人に迷惑をかけないことならみんなで思い切ってやってみちゃうってのが、いいんじゃないかと思っています。
そうして、「何でやったのか分かんないけど面白かった」という小さな希望を連鎖反応させて、社会をもう少し前向きなものにできたらいいなぁと。

本当はこういうときに政治家やアーティストや作家がなにか引き金を引いて欲しいんだけどね。
みんな弱っちゃってるからね。

おっと、またネガってしまった・・・orz
2011年19日 日々のあれこれ こめんと0 とらっくばっく-
  

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40年の時を超えて…復刊!

ヴィマーニカ・シャーストラ [日本語訳]

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